元
Ischemic preconditioning with ketogenic diet improves brain ischemic tolerance through increased extracellular adenosine levels and hypoxia-inducible factors.
2017 4月 中国
炭水化物を摂らず脂肪を多く摂る いわゆるケトン食を続けると、脳細胞はぶどう糖の代わりにケトン体をエネルギー源とするようになる。
これまでケトン食にはてんかん、アルツハイマー病、パーキンソン病などの神経変性疾患への治療効果が認められている。
そこでケトン食が脳梗塞にも影響するものか実験してみたそうな。
ネズミにケトン食を3週間与えたのち脳を一時的に虚血状態にした。
梗塞の体積や関連タンパク質などを測定したところ、
次のことがわかった。
・ケトン食ネズミの梗塞体積は明らかに小さかった。
・また、局所脳血流と細胞外アデノシンが増加していた。
・脳が酸素不足になったときに誘導されるタンパク質(低酸素誘導因子)がケトン食ネズミで増えていた。
3週間のケトン食で脳虚血への耐性が強化された。背景メカニズムとして 細胞外アデノシン、局所脳血流、低酸素誘導因子の関与が考えられる、
というおはなし。
感想:
軽い糖質制限をはじめて1年半くらい経つ。気を失うような食後の眠気がなくなった。
低炭水化物ダイエットで脳卒中を治す ケトン食療法とは!?