元
Effect of sensory training of the posterior thigh on trunk control and upper extremity functions in stroke patients.
2017 1月 トルコ
脳卒中患者への触覚刺激が運動機能の回復をうながすとする報告がいくつかある。
実験で確かめてみたそうな。
慢性期脳卒中患者26人を触覚トレーニングと比較グループに分けた。
触覚トレーニングでは患者の両腿のうしろを次の方法で刺激する。
*トゲトゲボールをやさしくころがす。
*バイブレータで振動刺激をあたえる。
*硬さのことなるスポンジでこする。
*電気刺激をあたえる。
これら刺激の組み合わせを1回45分間、2週間で計10セッション行った。
両グループに通常のリハビリも施し、体幹、上肢、肩、バランス、ADL、触覚能力の評価を行ったところ、
次のようになった。
・セッション終了後、触覚トレーニングの患者で座位での上肢前方リーチ課題のスコアが明らかにすぐれていた。
・触覚トレーニングから10日後、生活自立度の向上も確認できた。
・触覚能力にグループ間の差はなかった。
ふともも裏への触覚刺激トレーニングを脳卒中リハビリに追加するべき、
というおはなし。
感想:
こういう考え方は ボバース法に通じるところがあるんだって。