元
Systolic Blood Pressure and Mortality After Stroke: Too Low, No Go?
2015 3月 アメリカ
最近の研究で、血圧は低ければ良いというものではないことがわかっている。
そこで、脳卒中経験者の収縮期血圧と死亡率との関連を調べてみたそうな。
米国全国健康栄養調査の登録記録から脳卒中経験があって基準血圧のわかる被検者を抽出し、2年後の死亡率との関連を解析したところ、
次のようになった。
・455人ぶんのデータが集まった。
・基準血圧で3グループに分けたとき、19%は血圧120mmHg未満、31%が120-140mmHg、50%が140mmHgより高かった。
・2年後の累積総死亡率は、順に11.5%,8.5%,7.5%で血圧の低いグループで最も高かった。
・血管疾患死亡率も同様だった。
・血圧の高いグループに対する、低いグループの死亡リスクは2倍だった。
・普通血圧グループと比較しても低いグループの死亡リスクは有意でないまでも高かった。
脳卒中のあと、収縮期血圧の高いグループに比べて低いグループでは死亡率が高かった、
というおはなし。
感想:
今年に入ってから降圧薬は一切飲んでいない。(良い子は真似しないでね)