元
Right hemisphere dysfunction is better predicted by emotional prosody impairments as compared to neglect.
2014 1月 アメリカ
通常、右脳損傷後の認知機能障害の有無は半側空間無視テストで判断される。
しかしながら、右脳はコミュニケーション関連のさまざまな機能も担っている。
そこで、言葉の調子(韻律)から感情を読み取る能力の低下をもって認知機能障害を判定できるものか調べてみたそうな。
右脳損傷の脳卒中患者28人と、年齢、教育レベルの同等な24人の一過性脳虚血発作患者について、
*感情韻律タスク:音声を聴いて感情を当てるテスト
*半側空間無視テスト
を行った。
結果を解析して右脳損傷患者(であるかどうか)の判別能を比較した。
次のようになった。
・右脳損傷患者の判別能は、韻律テストが79%、半側空間無視テストで56%だった。
・韻律テストの結果を用いると、神経症状の重症度をはかるNIHSS評価とほぼ同等の右脳損傷判別能があった。
言葉の調子から感情を読み取る能力のテストは、半側空間無視テストよりも右脳機能障害の有無を判定する目安として適しているかも知れない、
というおはなし。
感想:
自分は右脳出血なのでコミュ障をさらにこじらせている可能性があるわけで…
でも 自覚すること が大切なんだと思う。