元
Temporal recovery of activities of daily living in the first year after ischemic stroke - a prospective study of patients admitted to a rehabilitation unit.
2014 7月 シンガポール
脳卒中患者の日常生活動作が長期的にどう回復してゆくのか調べてみたそうな。
163人の脳梗塞患者について、入院直後から1年間、日常生活動作の各項目について自立度を追跡調査した。
次のようになった。
・被験者は平均年齢64、3分の2が男性だった。
・自立度スコアの総合値は、1年間で41→73→88→91→84と変化した。
・食事、身繕い、排泄、移動、歩行のスコアは、発症後3ヶ月後に上限に達した。
・着替え、階段昇降スコアは6ヶ月時点で伸びが止まった。
・入浴スコアは12ヶ月後には安定した。
・日常生活動作が「自立レベル」と判定された患者の割合は、入院時から1年間で0%→9%→32%→41%→50%と増加した。
・筋力スコアと自立度が強く関連していた。
・1年後の自立可能性に影響する要因が多数ある中で、年齢要因がダントツだった。
日常生活動作上の機能の多くは発症後3ヶ月以内に回復した。ただし着替え、階段昇降、入浴動作はさらに時間を要した。また、年齢が若いほど自立可能性が高かった、
というおはなし。
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