元
Combined effects of road traffic noise and ambient air pollution in relation to risk for stroke?
2014 6月 デンマーク
道路交通騒音と大気汚染はいずれも脳卒中リスクであると言われている。
そこで両方を一緒に浴びた時の脳卒中リスクについて調べてみたそうな。
年齢50-64の57053人の医療情報から1999件の脳卒中事例を抽出した。
平均11年間さかのぼって彼らの住所の変遷を追跡し、交通騒音および大気汚染被曝歴を推定し関連を解析したところ、
次のようになった。
・発症直前の住環境での二酸化窒素が平均より10μg/m3または交通騒音が10dB高いと脳梗塞リスクが10%以上高かった。
・同時曝露の場合、脳梗塞に関連するのは主に交通騒音だった。
・両者ともに高レベル曝露の場合 関連はもっとも強く、脳梗塞リスクは28%増しになった。
・致命的な脳卒中は大気汚染とのみ関連があり、交通騒音との関連は見られなかった。
道路交通騒音は脳梗塞と関連し、致命的な脳卒中は大気汚染レベルとのみ関連があった。両方を一緒に浴びた時の影響も確認できた、
というおはなし。
感想:
わかりにくい。
軽い脳梗塞は騒音ストレス程度で発生するが、命を奪うほどの影響はない。ほんとにヤバイのは大気汚染をじっくり経験したのちの脳出血や脳梗塞である、ってことかな。