元
Post-Stroke Cognitive Impairment: High Prevalence and Determining Factors in a Cohort of Mild Stroke.
2014 2月 フランス
高齢化が進み脳卒中経験者が増えると認知障害も増加する。
脳卒中後の認知障害の要因を調べてみたそうな。
脳卒中患者で、発症前に痴呆や軽度認知障害、失語などを経験していない者を選別し、入院中および発症3ヶ月後に認知障害スクリーニング検査2種を行った。
それらの結果と医療データとの関連を解析したところ、
次のようになった。
・220人の脳卒中患者を追跡することができた。
・3ヶ月後の認知障害経験者の割合は47.3%だった。
・一方、痴呆の割合は7.7%だった。
・年齢、教育レベル、糖尿病歴、無症候性脳梗塞などがその要因だった。
軽い脳卒中であってもその後 高頻度に認知障害を経験していることがわかった、
というおはなし。
感想:
入院していると周囲の人たちが「自分には認知機能に問題がある」という前提で接してきていることがしばしばあり そういうときがとてもつらかった。
脳と手足がやられた直後は意識だけが自分を護る最後の砦だったから、あり得ないものが見えても決して他人には言わなかった。