元
A comparison of brain activity between healthy subjects and stroke patients on fMRI by acupuncture stimulation.
2013 4月 韓国
鍼が脳活動に与える影響を調べてみたそうな。
運動機能麻痺のある脳卒中患者11人と健常人10人について、
左半身の曲池または足三里というツボを鍼刺激しているときの脳の活動状況をMRIで撮影し、比較した。
次のようになった。
・いずれのツボ刺激も両グループで非常に異なる脳活動パターンを示した。
・健常人グループでは脳卒中グループよりも広範囲の活動が見られた。
・"曲池"刺激のとき健常人では、前頭葉、頭頂葉、小脳、中脳に活動域が見られた、
・一方脳卒中患者では右の下頭頂小葉のみが反応した。
・"足三里"では、健常人グループで左右の前頭葉、頭頂葉、側頭葉、および左の後頭葉、右の小脳、中脳が活性化していた。
・同じ刺激で脳卒中グループでは左右の下頭頂小葉および小脳が反応したのみだった。
ツボの鍼刺激により健常人と脳卒中患者とで異なる脳領域が反応していた。
また、ツボの位置を変えるとその反応パターンも変化した、
というおはなし。
感想:
経絡や気の考え方を脳の働きから解釈することができるかも知れない。
楽しみ。