Effects of Noxious versus Innocuous Thermal Stimulation on Lower Extremity Motor Recovery 3 Months after Stroke.脳卒中下肢麻痺患者への温度刺激効果を調べてみたそうな。
2012 11月 台湾
発症3ヶ月程度の脳卒中患者34人について、
下肢に与える温度別に
次の2つのグループに分けた。
・47℃/2℃:痛みを感じるほどの高温、低温刺激グループ
・40℃/24℃:比較グループ
各グループとも、
各回30分間×週3回×8週間 の温度刺激と
通常のリハビリを行い、12週間後まで追跡調査した。
次のようになった。
・痛いほどの温度刺激を受けたグループでは下肢運動機能が凄まじく改善した。
・比較グループではほとんど改善はなかった。
・この改善効果のグループ間の差は12週間後に最大になった。
8週間に及ぶ高温、低温刺激と
通常のリハビリとの組み合わせにより
下肢の運動機能が大きく改善し、
その効果が3ヶ月以上持続することがわかった、
というおはなし。
感想:
動物実験かと思ったら人間だったのでオドロイタ。
この記事↓を思い出した。
温度刺激治療で麻痺脚が動いた